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百鬼と私②

2012年06月16日 20:31

「百鬼どんどろ」岡本芳一としての舞台を初めて観たのは
今は無き、福島・原町の閉館した映画館だった。

演目は「清姫曼荼羅」

能や歌舞伎、浄瑠璃で有名な「道成寺」の安珍・清姫伝説をテーマとした演目。


女の情念・・・?


まさに「どんどろ」とした音、映像が飛び込んでくる。

「百鬼どんどろ」を初めて経験した感想・・・

「意味がわからない・・・」

正直、そんな気持ちだった。

セリフも無く、音楽と人形、人形師が黒子では無く演者としてからみあう様。

古ぼけた映画館の雰囲気も手伝って、ただただ「異様」という
感覚しか無かった。

しかし、それから一週間も経たぬうちに、
その舞台の断片、断片が頭の中で・・・フラッシュバックとでも言うのだろうか?

とても心地良いとは言えない映像が「ズバッ」と現れる度に
心臓が「ドクッ」とする様な思い・・・。

なんなんだこれは・・・

大げさに言えばトラウマを頂いてしまった様な・・・

「意味」なんて物を飛び越えた、

まさしく「情念」とでも言うべき物が伝わってきたのでした。



pt_dondoro.jpg



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