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グループホーム清風さん訪問

2009年10月09日 00:55

本日、「グループホーム清風」さん訪問させて頂きました。

今日は台風一過の晴天!
丘の上に立つこの建物からはとても眺めの良い景色と
キンモクセイのほのかな甘い香りが漂います。

とても良い環境で、うらやましい位でした

みなさん、笑顔で向かい入れてくれて、穏やかなその表情からも
環境やスタッフさんの良さが伝わります。(こちらの施設長さんもとてもひょうきんな方でした

先日も書いた通り、私達がイメージするいわゆる「老人ホーム」とは若干雰囲気が異なり、
みなさんが集まるスペースにはキッッチンあり、食器棚あり、収納あり、
ここで「共同生活」されているという雰囲気が伝わってきます。

さて、柴田さんは早速利用者さん達と交流しています。
ただ演奏・レクをするだけでなく、この「ふれあい」が大切な時間なのですね。

私も皆さんに紹介して頂き、少々緊張もみなさんの笑顔で解きほぐされました。

柴田さんのセッションが始まります。
私はゲスト的な扱いをして頂き、途中ソロ一曲と柴田さんとの共演をしました。

今日はいつもの演奏に対する心構えとはちょっと変えて、あまり自分の世界に入らず、
なるべく利用者さん達の反応を視野に入れようと心掛けました。

その反応はほんとに様々。

リズムを取っている方、目をつむって真剣にきいてくださる方、音量の大きさにびっくりしている方。
演奏後には「カッコイイね~」なんて声をかけて頂き、嬉しかったです。

柴田さんとは「りんご追分」を一緒に演奏。
利用者さん達にも唄ってもらいましたが、合唱にはちょっと難しい曲だったかな・・・。

そして、途中のセリフ!
見事に利用者さんの一人が演じてくれました!

これは当日、突然お願いしたのですが、終了後に
「前に言ってくれればお稽古したのに~」
と笑顔で話されていたのがとっても可愛かったです

このようにみなさんとの共同作業で一つになる事、それが音楽の素晴らしさですね!

体操等も交えて30分程の短い時間でセッションは終了。
あっという間ですが、ここからが大事なところ。

スタッフさんとのお話です。

9人という人数ですので、一人一人綿密に今日の反応を確かめていきます。
ここでの柴田さん、スタッフさんの洞察力はすごい物がありました。

一般的なレクとの大きな違いはここでしょうね。
私も大いに参考になった部分です。

そして継続して行く事により結果に結びつけるわけですが、
この地味で目に見えない作業をして行く事は大変だろうと思います。

「認知症」の部分だけでなく、個々人の性格や体調まで考慮して考えなくてはならないですし、
これはホントに試行錯誤の連続なんだろうなと・・・恐れ入ります。

目に見えるモノやお金で満たされない人の心の部分・・・それを豊かにすべく、
音楽があり、芸術があります。

その道具を使って言葉を超えたコミュニケーションを実現すべく、
私ももっともっと試行錯誤して行こうと思いました。


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